はじめに
こんにちは!しゃち9です!
今回はバフェットも注目した日本を代表する総合商社、「三井物産」について調べてみました。
資源・エネルギーから食料・インフラまで幅広い事業を手がけ、近年は株価・配当ともに急成長している銘柄です。
ただし現在の利回りは約1.8%とこのブログの定義(3%以上)には届いておらず、過去に減配した実績もあります。正直にお伝えします!
サマリ
✅ 税引き前配当利回り約1.8%(年2回分配、1株あたり115円予定)
⚠️ 連続増配ではない(過去に減配あり・直近は増配基調)
✅ 記事公開時点の株価:6,250円 / 単元(100株):約62万5,000円
✅ 配当性向32.6%と余裕あり・自社株買いも積極的
⚠️ 今は様子見時期(利回りが3%に届かず・資源価格次第で業績変動)
この記事は2026/03/19の株価情報を元に作成しています。
株価・利回りは日々変動するので、最新情報を確認してください!
配当情報
ハムくん
三井物産、気になってたんだよね!配当ってどれくらいもらえるの?
中堅センパイ
今の株価が6,250円で、2026年3月期の予想配当は1株あたり115円だよ。税引き前の利回りは約1.8%になるね。
ハムくん
1.8%か…このブログの3%基準にはかなり届かないね。100株買うといくらかかるの?
中堅センパイ
単元は100株だから、6,250円 × 100株 = 約62万5,000円だね。年間の配当は115円 × 100株 = 11,500円(税引き前)。9月と3月の年2回に分けて受け取れるよ。
ハムくん
62万円以上か、かなり高いね。でも最近配当がどんどん増えてるって聞いたけど?
中堅センパイ
そうなんだよ。2017年に27.5円だったのが2026年予想で115円と、10年弱で4倍以上に増えてるんだ。ただ気をつけてほしいのは、過去に減配したことがある点。2013年の21.5円→2017年27.5円の間に変動があって、「連続増配」ではないんだよ。
中堅センパイ
三井物産は資源・エネルギー事業の比率が高いから、資源価格が下がると利益が大きく落ちる。2016年は最終赤字になってしまって、そのタイミングで配当水準を調整したんだ。直近は業績が好調で増配基調だけど、資源価格に連動するリスクは理解しておく必要があるよ。
ハムくん
なるほど、資源次第で業績が変わりやすいんだね。それは把握しておかないといけないな。
投資シミュレーター
ハムくん
実際に積み立てたらどうなるか気になってきた!試せる方法ある?
中堅センパイ
シミュレーターを用意したよ!株価や積立額を自分の数字に変えて試してみてね。再投資あり・なしの比較もできるよ。
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“三井物産”の株の特徴
三井物産は、鉄鉱石・LNG・原油などの資源事業を中核に、食料・化学・インフラ・金融など幅広い分野でグローバルに事業を展開する日本五大商社のひとつです。
近年はバークシャー・ハサウェイが日本の大手商社株を購入したことで世界的に注目を集めました。
時価総額は約17兆1,352億円。
配当金推移・配当性向(直近10年)※分割調整後
| 年度 |
1株配当(円) |
配当性向 |
| 2016/03 |
32円 |
赤字(最終赤字) |
| 2017/03 |
27.5円 |
32.1% |
| 2018/03 |
35円 |
29.5% |
| 2019/03 |
40円 |
33.6% |
| 2020/03 |
40円 |
35.4% |
| 2021/03 |
42.5円 |
42.7% |
| 2022/03 |
52.5円 |
18.7% |
| 2023/03 |
70円 |
19.4% |
| 2024/03 |
85円 |
24.1% |
| 2025/03 |
100円 |
32.6% |
| 2026/03予 |
115円 |
— |
※2024年7月1日に1:2の株式分割を実施。上記は分割調整後の数値です。
ハムくん
2022年から配当性向が急に下がってるのはなんで?配当が増えてるのに?
中堅センパイ
資源価格の高騰で利益が爆発的に増えた時期だよ。2022・2023年は配当を増やしても利益の伸びがそれ以上に大きかったから、配当性向が下がって見えるんだ。逆に言えば、利益に対してまだ余裕がある状態だったってこと。
ハムくん
なるほど、利益が増えすぎて配当性向が下がったのか。それは健全な感じがするね。
中堅センパイ
そう。配当性向が低い状態というのは「まだ増配できる余裕がある」ということでもあるんだよ。実際に三井物産は毎年増配を続けていて、自社株買いも積極的に実施してるから、株主還元への意識は高いと思う。
純資産・営業CF・自己資本比率の推移(直近10年)
| 年度 |
株主資本 |
前年比 |
営業キャッシュフロー |
自己資本比率 |
| 2016/03 |
3.38兆円 |
– |
5,870億円 |
31.0% |
| 2017/03 |
3.73兆円 |
+10.4% |
4,042億円 |
32.5% |
| 2018/03 |
3.97兆円 |
+6.5% |
5,536億円 |
35.2% |
| 2019/03 |
4.26兆円 |
+7.3% |
4,107億円 |
35.7% |
| 2020/03 |
3.82兆円 |
-10.5% |
5,264億円 |
32.3% |
| 2021/03 |
4.57兆円 |
+19.7% |
7,727億円 |
36.5% |
| 2022/03 |
5.61兆円 |
+22.6% |
8,069億円 |
37.6% |
| 2023/03 |
6.37兆円 |
+13.6% |
1兆475億円 |
41.4% |
| 2024/03 |
7.54兆円 |
+18.4% |
8,644億円 |
44.6% |
| 2025/03 |
7.55兆円 |
+0.1% |
1兆175億円 |
44.9% |
ハムくん
株主資本が2016年から10年で3.38兆→7.55兆円と2倍以上になってるのはすごいね!2020年に一回減ってるのはなんで?
中堅センパイ
2020年はコロナと資源価格の急落が重なって、保有資産の評価額が下がったことが影響してるんだよ。ただその翌年から急回復して、その後も右肩上がりが続いてるから、一時的なものだったといえるね。
ハムくん
営業CFも1兆円規模になってきてるし、財務の規模感が他の銘柄と全然違うね。
中堅センパイ
そうだね。時価総額17兆円超の超大型株だからね。自己資本比率も30%台→44%台と着実に上がってきてるのは財務健全化の証で、長期保有の安心感につながると思うよ。
同セクター(総合商社)比較
| 銘柄 |
証券コード |
配当利回り(予想) |
時価総額 |
| 三井物産 |
8031 |
約1.8% |
約17.1兆円 |
| 三菱商事 |
8058 |
約2.4%前後 |
約18兆円前後 |
| 伊藤忠商事 |
8001 |
約2.6%前後 |
約13兆円前後 |
ハムくん
三菱商事や伊藤忠と比べても利回りが低いんだね。商社株の中でも割高な感じ?
中堅センパイ
株価が大きく上昇したのでどの商社も利回りは下がってきてるんだけど、三井物産は特に上昇が大きかったね。バークシャーが注目したことで海外機関投資家からの買いが入り続けた影響も大きいよ。
ハムくん
株価が上がりすぎて利回りが下がってしまったのか。業績や還元姿勢は悪くないのに難しいね。
こんな人におすすめ/しゃち9的な感想
こんな人におすすめ!
・日本を代表する超大型株を長期保有のコアに据えたい人
・配当以上に自社株買いを含めた総合的な株主還元を重視する人
・資源価格の上昇局面でのキャピタルゲインも狙いたい人
こんな人には向かないかも
・利回り3%以上の配当収入をすぐに求めたい人(現状約1.8%)
・減配リスクをゼロに近づけたい人(資源価格次第で業績変動大)
・62万円超の単元価格が高いと感じる人
しゃち9的には…
正直に言うと、現在の三井物産はこのブログの「高配当株」という定義には合いません。
利回り約1.8%・過去に減配あり・単元62万円超と、3つの点でブログの基準から外れています。
ただ企業としての実力は本物です。株主資本7.5兆円・営業CF1兆円超・自己資本比率44%と財務は盤石で、配当性向も32%と増配余地は十分。自社株買いも毎年積極的に実施しています。
高配当目的というよりは「日本株のコアとして長期保有する優良大型株」として捉えれば、十分に魅力的な銘柄だと思います。
株価が大きく調整して利回りが3%に近づくタイミングがあれば、積極的に検討したい一銘柄です。
あくまで個人の意見です。投資は自己責任でお願いします。
まとめ
三井物産は、資源・エネルギーを軸にグローバルに展開する日本を代表する総合商社です。財務健全化が進み自社株買いも積極的ですが、現在の利回りは約1.8%と高配当株とは言いにくい水準。資源価格に連動した業績変動リスクも踏まえつつ、株価調整の局面を狙って検討してみてください。
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