はじめに
こんにちは!しゃち9です!
今回は誰もが知っている国内最大級のインフラ企業、「日本郵政(6178)」を取り上げます。
ゆうちょ銀行・かんぽ生命・日本郵便を傘下に持つ巨大持株会社で、郵便局ネットワークは全国2万4,000局以上。国内で知らない人はいないレベルの存在感です。
ただし現在の配当利回りは約2.84%と、このブログの定義(税引き前3%以上)には届いていません。2018年以降は50円配当を横ばいで維持している状況です。正直にお伝えします!
サマリ
✅ 税引き前配当利回り約2.84%(年2回分配、1株あたり50円予定)
⚠️ 2018年以降は50円配当で横ばい維持(連続増配ではない)
✅ 上場(2015年)以来一度も配当を下げていない(減配なし)
✅ 記事公開時点の株価:1,759円 / 単元(100株):約17万6,000円
✅ 自社株買いを毎年積極実施・総還元性向は100%超の年も
⚠️ 今は様子見時期(利回り3%に届かず・1,700円以下に調整した局面が狙い目)
この記事は2026/03/23の株価情報を元に作成しています。
株価・利回りは日々変動するので、最新情報を確認してください!
配当情報
ハムくん
日本郵政って安定してそうなイメージあるけど、配当はどのくらいもらえるの?
中堅センパイ
株価1,759円に対して2026年3月期の予想配当は1株50円。利回りは約2.84%だよ。100株で約17万6,000円から買えて、年間配当は5,000円(税引き前)だね。
ハムくん
2.84%か…ちょっと3%に届かないね。ずっとこのくらいなの?
中堅センパイ
配当の金額自体は2018年から50円をずっと維持してるんだよ。IRBANKのデータで見ると2016年25円→2017年50円に倍増して、2018年は特別配当7円込みで57円になったんだけど、2019年以降は50円の横ばいが続いてる。
ハムくん
じゃあ増配はしていないんだね。ただ2020年・2021年ごろって株価が安かったから、その頃は利回り5%を超えてたこともあった?
中堅センパイ
そうそう、まさに!IRBANKの配当利回りを見ると、2020年3月は5.91%、2022年3月は5.57%まで上昇してたんだ。株価が1,000円前後まで下がってた時期がそれに当たるよ。配当額が変わらなくても、株価が下がれば利回りが上がる、ということが確認できるね。
ハムくん
なるほど!今は株価が上がって利回りが下がってるということか。受け取りは年何回?
中堅センパイ
年2回で9月(中間)と3月(期末)だよ。日本郵政は3月決算なので、権利確定は9月末と3月末。中間・期末ともに25円ずつだね。
投資シミュレーター
ハムくん
実際に積み立てたらどうなるか気になってきた!試せる方法ある?
中堅センパイ
シミュレーターを用意したよ!株価や積立額を自分の数字に変えて試してみてね。再投資あり・なしの比較もできるよ。
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“日本郵政”の株の特徴
日本郵政(6178)は、郵便・物流を担う日本郵便、金融を担うゆうちょ銀行・かんぽ生命保険を傘下に持つ持株会社です。2015年に東証上場し、現在も政府(財務大臣)が約33%の株を保有しています。
全国2万4,000局以上の郵便局ネットワーク・約24万人の従業員を擁し、時価総額は約5兆円超。プライム市場の大型株です。
配当金推移・配当性向(上場以降)
| 年度 |
1株配当(円) |
配当性向 |
備考 |
| 2016/03 |
25円 |
25.7% |
上場初年度(IPO) |
| 2017/03 |
50円 |
99.4% |
最終赤字にもかかわらず50円維持 |
| 2018/03 |
57円 |
50.5% |
普通配当50円+特別配当7円 |
| 2019/03 |
50円 |
42.2% |
|
| 2020/03 |
50円 |
41.8% |
株価低迷で利回り5.91% |
| 2021/03 |
50円 |
48.3% |
|
| 2022/03 |
50円 |
37.9% |
株価低迷で利回り5.57% |
| 2023/03 |
50円 |
41.4% |
|
| 2024/03 |
50円 |
62.3% |
|
| 2025/03 |
50円 |
41.9% |
|
| 2026/03予 |
50円 |
— |
現状維持の方針 |
ハムくん
2017年に最終赤字なのに50円配当を払ったのはすごいね!配当性向99.4%って、利益のほぼ全部を配当に使ったということ?
中堅センパイ
そうなんだよ。あの年はかんぽ生命で損失が出て最終赤字だったんだけど、配当は50円を守った。政府が大株主だから配当を下げにくいという事情もあるかもしれないけど、上場以来の「減配なし」という実績を積み上げてきてるのは本物だね。
ハムくん
じゃあ逆に増配はしないの?50円から動く気配はある?
中堅センパイ
2026年3月期の予想も50円のままで、今のところ増配のアナウンスはないね。配当性向は41.9%(2025年)で余裕はあるんだけど、自社株買いを毎年積極的に実施している分、増配よりも自社株消却で株主に還元するスタイルをとってるようだよ。
純資産・営業CF・自己資本比率の推移(直近10年)
※日本郵政はゆうちょ銀行・かんぽ生命を傘下に持つ金融持株会社のため、営業CFは有価証券の売買や保険料の収支が含まれ、年によって大きくプラス・マイナスに振れる特性があります。
| 年度 |
純資産 |
前年比 |
営業キャッシュフロー |
自己資本比率 |
| 2016/03 |
10兆4,298億円 |
– |
+7,879億円 |
4.7% |
| 2017/03 |
10兆1,975億円 |
-2.2% |
-9,911億円 |
4.6% |
| 2018/03 |
10兆3,545億円 |
+1.5% |
-2兆3,373億円 |
4.6% |
| 2019/03 |
10兆6,035億円 |
+2.4% |
-3兆6,098億円 |
4.6% |
| 2020/03 |
10兆8,101億円 |
+2.0% |
+3,058億円 |
3.8% |
| 2021/03 |
11兆1,277億円 |
+3.0% |
+6兆9,651億円 |
4.6% |
| 2022/03 |
11兆0,006億円 |
-1.1% |
+4兆9,841億円 |
4.1% |
| 2023/03 |
9兆5,354億円 |
-13.3% |
-8兆1,512億円 |
3.4% |
| 2024/03 |
9兆4,012億円 |
-1.4% |
-2兆3,590億円 |
3.4% |
| 2025/03 |
8兆7,375億円 |
-7.0% |
– |
3.1% |
ハムくん
ROEが3〜4%台って低くない?銀行や保険が多い会社はこんなものなの?
中堅センパイ
それが日本郵政の構造的な特徴なんだよね。ゆうちょ銀行とかんぽ生命は資産規模が巨大で、分母(総資産)がとにかく大きい。だからROAが0.1%前後という低さになる。これは業種特性の問題で、普通の製造業やサービス業と単純比較はできないんだ。一方でPBRが0.5倍台と、資産に比べて株価は割安な水準にある。
ハムくん
2024年の純利益が急に2,687億円まで落ちてるけど、なにかあったの?
中堅センパイ
ゆうちょ銀行の株式売出しに伴う特別要因や、資産の評価影響が重なった年だったんだ。2025年3月期は3,706億円まで回復してるから、一時的な要因と見ていいと思う。2026年予想は3,200億円とやや保守的な数字だけど、経常利益は9,600億円予想と引き続き高水準だよ。
自社株買いと株主還元
| 年度 |
自社株買い額 |
総還元性向 |
| 2022/03 |
3,455億円 |
106.8% |
| 2023/03 |
2,054億円 |
89.0% |
| 2024/03 |
3,000億円 |
174.0% |
| 2025/03 |
3,500億円 |
136.4% |
ハムくん
自社株買いだけで毎年2,000〜3,500億円もやってるの?それはすごい規模だね。
中堅センパイ
そうなんだよ。政府が大株主だけど、政府持分の売却(二次募集)と並行して自社株買いを積極的に進めることで、1株あたりの価値を高めようとしてるんだ。配当50円×発行株数だけじゃなく、自社株買いも含めた総合的な還元額は毎年5,000億円規模になってる。
こんな人におすすめ/しゃち9的な感想
こんな人におすすめ!
・国内を代表する超大型インフラ株を安定保有したい人
・配当50円の「横ばい維持」が続いても気にしない長期投資家
・自社株買いを含めた総合的な株主還元を重視する人
・株価が1,700円を下回る局面で、利回り3%近くを狙って仕込みたい人
こんな人には向かないかも
・利回り3%以上を基準にしている人(現状約2.84%でやや届かない)
・連続増配やEPS成長を重視する人(配当は横ばい・利益は変動が大きい)
・ROEやROAなど収益性指標を重視する人(業種特性上、低水準)
しゃち9的には…
日本郵政は「インフラ系安定株」として非常に存在感がある銘柄ですが、このブログの3%基準には今の株価だと届きません。
IRBANK で確認すると、2020年・2022年ごろは株価が1,000円前後で利回りが5%を超えていた時期があります。あのタイミングで仕込めていた人は、今では含み益+高利回りという最高の状態になっているわけです。
今の1,759円は「高くはないけど激安でもない」水準。現在の利回りは2.84%で、もし株価が1,660円程度まで下がれば利回りが3%に達します。焦らず株価調整を待てる人向けの銘柄だと思います。
あくまで個人の意見です。投資は自己責任でお願いします。
まとめ
日本郵政はゆうちょ銀行・かんぽ生命・日本郵便を傘下に持つ国内最大級のインフラ持株会社。上場以来の減配なし・毎年3,000億円超の自社株買いと株主還元姿勢は本物です。ただし現在の利回りは約2.84%と3%基準にやや届かず、増配も横ばいが続いています。株価調整局面を狙って仕込む戦略で検討してみてください。
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