はじめに
こんにちは!しゃち9です!
今回は、住宅設備の設計・メンテナンスサービスを手がける小型優良株「エプコ(2311)」をご紹介します。
時価総額70億円台の東証スタンダード銘柄ですが、利回り約4%・自己資本比率80%・無借金経営と、高配当株として気になるポイントが揃っています。
ただし、2025年12月期は設立35周年の記念配当3円が含まれており、2026年予想は32円と減配見込みの点は正直にお伝えします!
サマリ
✅ 税引き前配当利回り約4%(2026/12期予想:年2回分配、1株あたり32円)
⚠️ 記念配当剥落で2025年35円→2026年予想32円(普通配当ベースでは増配基調)
✅ 連続減配なし15年以上(2010年以降、一度も減配なし)
✅ 記事公開時点の株価:約800円 / 単元(100株):約8万円
✅ 自己資本比率80%・有利子負債わずか5億円の財務優良小型株
⚠️ 今は様子見〜買い時(記念配当剥落後の株価動向を確認したいところ)
この記事は2026/03/19前後の株価情報を元に作成しています。
株価・利回りは日々変動するので、最新情報を確認してください!
配当情報
中堅センパイ
株価約800円に対して、2026年12月期の予想配当は1株32円。税引き前の利回りは約4%だよ。100株で約8万円から買えるのもポイントだね。
ハムくん
4%はいいね!でも2025年は35円だったのに2026年は32円って、減配になるの?
中堅センパイ
いい気づきだよ。2025年12月期は「設立35周年記念配当」として3円が上乗せされていたんだ。通常の普通配当は18円で、中間14円+期末18円(うち記念配当3円)の計35円。2026年予想の32円(中間14円+期末18円)は記念配当が外れただけで、普通配当は据え置きなんだよ。
ハムくん
あ、記念配当が剥落しただけで、実質的には変わらないということか。じゃあ実際に減配したことはあるの?
中堅センパイ
IRBANKで確認できる2010年以降のデータを見ると、配当額が下がった年はないんだ。2014年・2015年は利益が激減して配当性向が100%超になったんだけど、それでも配当を維持した。累進配当の方針をずっと守り続けているのが特徴だよ。
ハムくん
業績が悪くても配当を守ったのはすごいね。ちなみに年何回もらえるの?
中堅センパイ
年2回で、6月(中間)と12月(期末)に受け取れるよ。決算期が12月だから、権利確定は6月末と12月末。年末に期末配当が入ってくるのはちょっとうれしいね!
投資シミュレーター
ハムくん
実際に積み立てたらどうなるか気になってきた!試せる方法ある?
中堅センパイ
シミュレーターを用意したよ!株価や積立額を自分の数字に変えて試してみてね。再投資あり・なしの比較もできるよ。
▶ シミュレーターを開く
“エプコ”の株の特徴
エプコ(2311)は、給排水・電気設備などの設計サービスを主力に、住宅のメンテナンスシステム受託、再生可能エネルギーサービスを展開するサービス業の会社です。本社は東京・墨田区。パナソニックホームズ・住友林業・タマホームなどの大手住宅メーカーが主要顧客で、新築住宅の竣工棟数に連動したストック型ビジネスモデルが特徴です。
時価総額は約74億円の小型株で、東証スタンダード市場に上場しています。
配当金推移・配当性向(直近10年)
| 年度 |
1株配当(円) |
配当性向 |
備考 |
| 2016/12 |
27.5円 |
79.6% |
|
| 2017/12 |
27.5円 |
69.7% |
|
| 2018/12 |
27.5円 |
84.7% |
|
| 2019/12 |
30円 |
62.4% |
増配 |
| 2020/12 |
30円 |
61.0% |
|
| 2021/12 |
32円 |
43.3% |
増配 |
| 2022/12 |
32円 |
79.5% |
|
| 2023/12 |
32円 |
45.6% |
|
| 2024/12 |
32円 |
87.5% |
|
| 2025/12 |
35円 |
73.7% |
普通32円+記念配当3円 |
| 2026/12予 |
32円 |
— |
記念配当落ち・普通配当は据え置き |
ハムくん
配当性向が80〜90%近い年もあるけど、大丈夫なの?
中堅センパイ
確かに高め。でも会社として「連結配当性向50%およびDOE(純資産配当率)8%を目安」に安定的に配当を実施すると明言しているんだ。利益が下がった年でも配当を維持する姿勢は一貫していて、株主還元への意識は高い。反面、利益が薄い年は配当性向が高くなりやすいという点は頭に入れておこう。
ハムくん
2024年は配当性向87.5%で2026年予想配当は32円据え置きか。利益が増えれば性向が下がって安心感も出るね。
中堅センパイ
そうだね。2026年は売上66.8億円・純利益4.85億円と増益予想になっているから、配当性向も65%程度まで下がる見込み。余裕が出てきてるよ。
純資産・営業CF・自己資本比率の推移(直近10年)
| 年度 |
純資産 |
前年比 |
自己資本比率 |
営業CF |
| 2016/12 |
29.2億円 |
— |
86.1% |
8.0億円 |
| 2017/12 |
30.0億円 |
+2.8% |
84.8% |
5.2億円 |
| 2018/12 |
30.0億円 |
+0.2% |
80.3% |
4.2億円 |
| 2019/12 |
31.7億円 |
+5.6% |
87.5% |
4.6億円 |
| 2020/12 |
42.7億円 |
+34.9% |
79.1% |
5.1億円 |
| 2021/12 |
50.5億円 |
+18.2% |
79.2% |
2.3億円 |
| 2022/12 |
43.9億円 |
-13.1% |
86.5% |
-1.7億円 |
| 2023/12 |
46.8億円 |
+6.5% |
83.5% |
4.7億円 |
| 2024/12 |
46.5億円 |
-0.7% |
79.8% |
3.2億円 |
| 2025/12 |
46.7億円 |
+0.6% |
80.0% |
3.7億円 |
中堅センパイ
2020〜2021年は再エネ事業(太陽光発電所など)の持分の評価益や受取配当が増えた影響が大きかったんだ。その後2022年に一時的に減ったのは、その評価損の反動。でも2023年以降は安定的に推移しているよ。
ハムくん
自己資本比率80%は高いね。借金も少ないし安心感がある。
中堅センパイ
そうなんだよ。実質無借金経営(有利子負債5億円のみ)で、手元現金も23億円以上ある。時価総額74億円に対して現金が23億円というのは、相当手厚い水準だよ。
事業セグメント別概要
| セグメント |
内容 |
特徴 |
| 設計サービス |
給排水・電気・雨樋などの住宅設備設計 |
主力。大手ハウスメーカー向けに安定受注 |
| メンテナンスサービス |
住宅設備の点検・修繕システム受託 |
ストック型で安定収益 |
| 再エネサービス |
太陽光発電・HEMS等の省エネ事業 |
成長分野・収益貢献が拡大中 |
ハムくん
住宅設備の設計って、新築が減ったら業績が落ちそうで心配なんだけど?
中堅センパイ
鋭い指摘!実際に、新築住宅着工棟数は長期的に減少傾向にあるのは事実。だからこそエプコは、既存住宅のメンテナンスや再エネ事業にシフトしているんだ。売上は2016年32億円→2025年62.5億円と10年で2倍近く伸びているから、新規事業への転換はじわじわ効いてきているよ。
ハムくん
売上が10年で倍になってるのはすごいね!でも利益はどう?
中堅センパイ
利益は正直、安定していないのが課題だね。2015年に営業赤字になったこともあるし、2022年も営業利益がわずか6,600万円まで落ちた。再エネへの投資費用などが重なると利益率が下がりやすい構造だよ。直近は回復基調で2025年の営業利益は3.8億円だけど、まだピーク(2010年代初頭の8億円台)には届いていない。
こんな人におすすめ/しゃち9的な感想
こんな人におすすめ!
・少額から始めたい人(100株約8万円〜)
・利回り4%台の小型高配当株をポートフォリオに加えたい人
・減配なし・自己資本比率80%の財務安定株に安心感を感じる人
・年2回(6月・12月)の配当タイミングが合う人
こんな人には向かないかも
・配当性向が低く「増配余力が大きい」銘柄を求める人(配当性向は高め)
・業績が安定して右肩上がりの銘柄を求める人(利益は波がある)
・大型株や流動性の高い銘柄を好む人(時価総額74億円・出来高少なめ)
しゃち9的には…
エプコは「財務の健全さ×利回り4%×少額投資可能」という点でかなり好みな銘柄です。
自己資本比率80%・実質無借金・現金23億円と、時価総額74億円の会社にしては財務がとにかく手厚い。2010年以降は一度も配当を下げていないという実績もあります。
気になる点は、利益の安定性。営業利益が年によって大きくブレるので、「毎年着実に増配」とは言いにくい面があります。2026年予想は増益で配当性向も改善しそうなので、ここからどう業績が伸びるかが注目ポイントです。
単元8万円台で買えるので、「高配当株を少額から試してみたい」という方の1銘柄目としても取り組みやすいと思います。
あくまで個人の意見です。投資は自己責任でお願いします。
まとめ
エプコは住宅設備設計・メンテナンス・再エネを手がける東証スタンダードの小型高配当株。利回り約4%・自己資本比率80%・2010年以降減配なしと高配当株として注目の銘柄です。2025年の35円配当は記念配当3円込みのため2026年予想は32円(普通配当据え置き)に留意が必要。利益の変動リスクを理解しつつ、財務健全な配当株として少額から検討してみてください。
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